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by alfate

カテゴリ:道具について( 9 )

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『その1』があるのだから、当然ながら『その2』もあるわけですが、実のところ、”アニメーター”としての必要な点で言うのであれば、『その1』で事足りてしまっています。

では、『その2』は何かと申しますと。

ちょっとした雑学程度の知識をちらほらと。


『その1』にも少し書きましたが、実はライトボックス(他の呼び方もありますが、ここはこれで統一で)には傾斜のあるものとないものがあります。

傾斜のあるものは、製図などに使われるもの。

では傾斜のないものは、といわれますと。

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by alfate | 2009-02-21 00:45 | 道具について
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ずいぶん放置してしまって申し訳ありませんでした。

ライトボックスのお話です。
こちらの画像にあるシンプルなものは、専門学校に入ったときに教材として購入したライトボックスです。
シンプルなものですが、結構重宝していたりします。
もう10年近く相棒として使ってきました。

『トレス台』『透写台』『ライトボックス』等々の呼び名で使われるコレは、アニメーターにはなくてはならない存在です。


もともとは写真の現像等に使われていたもの『らしい』ってことくらいしか知りません。

アニメーターが使うのは傾斜が付いたものが大半です。
こういう言い方をするということは、傾斜のないものもあるのか、という話ですが、今回に関して言うと、簡易型ともいえる、ボックスタイプのものを話の中心に持ってきましたので、次の機会にでも。


ライトボックス、コレについてまず種類が多数ありますが、簡単に3つをあげます。
蛍光灯タイプ、EL発光版タイプ、極細冷陰極管タイプ。

この3つです。

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by alfate | 2008-05-27 01:05 | 道具について

タップのお話

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ずいぶん間が空きました、半年ですか……
年末年始とお休みがあったはずなのですが、別件で手が空かずこちらのほうを後回しにしてしまったので、こちらをごらんの方にはとても申し訳ないと思いつつ。

タップのお話です。
やっとアニメの道具らしいものが出てきました(笑)

こちらの画像のタップは、銀色のほう(多分アルミ←磁石がつかないので)が専門学校で購入したもの、黒いほう(多分鉄←磁石がつくので)はToolsで購入したものです。
使いやすさはどちらがいいかはその人それぞれかと思いますが、黒いほうは銀色のほうのものより、土台が薄いため軽く、またタップの付近にまで描かれたものをタップをつけたままトレスしたりすることが出来るので、便利です。
お勧めは黒いほう、なのかもしれません。

また、タップは大きく二種類に分類されます。
一つは作画用。もう一つが彩色(仕上げ)用、別名スキャン用とも言います。

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by alfate | 2007-03-08 18:49 | 道具について

鉛筆削り器のお話

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モデルは三菱鉛筆電動シャープナー KE-40

今回久しぶりの道具についてのお話。
鉛筆削り器です。手回しだったり、携帯用でもなんでもなく。

電動鉛筆削り器であります。

アニメーターの命ともいえる線画にとって必須な均一な線は、この電動鉛筆削り器がなければなしえないものだったりします。
いえ、別に手回しでも携帯用でもかまわないのですが、時間との勝負を常に求められるため、電動が一番理想的なのです。

常に削って、先を整え、均一な線を保持する。

この三つは必須事項です。
実のところ、ここには鉛筆削り器以外に、本人の体力などの要素も含まれますが、それはまた別の話で(今回は道具についてですから)
鉛筆削り器+紙等に擦りながら先を整える、という人もいますね。
alfateはそれをすると時間が掛かるので、やらないのですが。

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by alfate | 2006-09-07 01:54 | 道具について

字消し板のお話

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わたしが愛用している字消し板(メーカー不明)

字消し板のお話です。
製図屋さんくらいしか、多分使うことがないので、実のところ使い方を知らない人も、この物自身知らない人も多いのではないかと思います。
かく言うわたしも、専門学校で先生に聞いて教えてもらわなければ、名称も、使い方すら知らなかっただろうと思います。

使い方はいたってシンプル。
開いている穴に消したい部分を露出させ、消したくない部分を金属部分で隠して、上から消しゴムで消したい部分を消す、といったもの。
作画作業をする上では実に重要な働きをしてくれる便利なもので、字消し板がないと不便でしかたありません。実に必需品。

字消し板がない場合は、動画用紙のタップ穴などで代用をします。

薄い為、するりとどこかに消えることもしばしば。
机と机の間や、ライトボックスの下などにひょい、とかくれんぼするのが大好きです。
また、その薄さが災いしてうっかり物の間に挟んで変形させちゃったりなど、アニメで使用する道具の中で『可愛さ余って憎さ100倍』な品物としては、消しゴムさんと同列かと。

字消し版には金属製と、プラスチック製とがあり、金属製のほうが薄いので使いやすいです。
価格もさほど高くなく、製図用品売り場で手に入ります。
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by alfate | 2005-12-21 02:15 | 道具について

消しゴムのお話

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モデルはシードRadar

すっかり間が空いてしまいました。

今回は消しゴムの話です。
アニメーターの使う消しゴムについて、なんて変な話ですけど。

要は使いやすくて、よく消えるものがいいと思います。

よく見かけるのはRadar(株式会社シード)やMONO(トンボ鉛筆)でしょうか?
ちなみにalfateはRadarを愛用しています。
適度な硬さと軟らかさがalfate好みです。

ただ、消しゴムがいくら使いやすいからといって、匂いつきだったり、果物の形だったりするものはあまりお勧めできません。
まあ、よく消えればいいのですけれど、大抵そういうものはあまり消えなかったり、紙を傷めてしまうことがありますしね。

また、時間の経った消しゴムは硬くなり、紙を傷め、消す力が低下します。
アニメーターだと毎日使うのもあり、5個組みで定番セール品を購入しても、劣化する前に使い切ってしまうのでディスカウントショップなどで買うのも悪くはないと思います。
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by alfate | 2005-12-20 02:37 | 道具について

色鉛筆のお話 その2

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モデルは手元にあった色鉛筆

アニメーターの使う色鉛筆が二種類あるということは前回書きました。

硬筆の色鉛筆は通常の鉛筆のように尖らせてムラの無いようにきれいな線を引くためにあります。
最近では軟筆を使うことも増えましたが、やはり細くてきれいな線は、やはり硬筆のほうに分があります。わたしも硬筆を好んで使っています。
ですが、普通の鉛筆に比べ、硬筆の色鉛筆はカーボンが少ないこともあり、勝手が違います。
若干やわらかいので力の加減を誤るとどんどん太くなっていくのです。
こればかりはさじ加減が難しいなぁ、と常に思ってしまいます。

軟筆の色鉛筆は例外を除いて、影かそうでないか、もしくはパーツの色分けのために動画用紙の裏から塗ります。
ですが、適当に塗ると彩色さんがとても悩むので、境界線はきれいに塗り分けてあげてほしいな、と思います。
わたしも時間がある限り丁寧に塗るようにしていますが、時間のないときは申し訳ないな、と思うような塗り方をしてしまいます。反省。

もちろん、鉛筆のときにも書きましたが、接着剤でくっつけるは、色鉛筆でも健在です。

先日、デジタルで主に使う色に硬筆の水色、赤、黄緑、軟筆の青、朱を使うと書きましたが、これはデジタル彩色のソフトが『RETAS!』というソフトでのことであり、『アニモ(AMIMO?)』というソフトだと、深緑と紫色で認識するそうです。
また『RETAS!』では赤のほうが認識しやすいそうで、通常(?)ハイライトなどで使用する赤を水色と入れ替えるスタジオもあります。
要、動画注意事項の熟読といったところですね。
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by alfate | 2005-09-21 00:35 | 道具について

色鉛筆のお話 その1

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モデルは手元にあった色鉛筆

色鉛筆のお話です。

アニメーターがつかう色鉛筆には2種類あります。
硬筆軟筆

硬筆の色鉛筆は色トレスと呼ばれる主に(例外あり)影着け用の色分け線に使用します。
水色(青ではない)、黄緑、の3色が基本とされています。
それ以外だと、デジタル彩色用のソフトが認識してくれません
今は使用していませんが、セル彩色の際は『トレスマシン』が認識しない色鉛筆、としてこの3色が使用されていたそうです。

軟筆の色鉛筆は影塗り(または塗り)と呼ばれる作業の際に使用します。
基本は
オレンジ(肌)、水色、桃色、黄緑、緑(ブラック(BL))、黄色(ハイライト(HI))の6本があれば十分作業できます。

専学時代、先生はその他にライラックをあげていました。
確かに6本では足りないこともありますので、持っていて損はありません。
そもそも、影かそうでないか、またパーツごとの明確化のためなので、きっちり塗り絵をするわけではありません。
が、丁寧に塗ります。他人が見てきちんと色分けしているかわかるように。
また、こちらもトレスマシンの都合上、硬筆の色鉛筆同様、カーボン含有量の少ないもの(色の薄い色鉛筆)が使用されていました。
現在はデジタル彩色ですので、塗りわけは裏にするようになっています。
あまり濃く塗ると表に色が透けて見え、スキャナーが色を拾ってしまうため、適度な濃さで塗るのが良いようです。
ダイレクトにスキャナーにかけて処理をするので、表に塗られると困るのです。


最近ではデジタルのため、色トレス線に使用する硬筆の赤と水色の代わりに、軟筆の
朱と青を使うケースもあります。
ソフトが色分割する際に認識しやすいそうです。
これらの使用可能色鉛筆は、動画作業をするに置いて、各作品ごとに配布されている、
『動画注意事項』に書かれていますので、迷うことはありません。

そしてわたしは、と言うと。
個人的にBL指示は深緑色を使うくらいです。
黄緑と緑は塗り方によれば同じように見えるだろうから、と言う理由から。
どの地位でもそうですが、後の作業のことを考えて作業するのがこの世界の暗黙のルール。

※トレスマシン
 セルにカーボンシートで線画を転写する機械。
 転写するシステムとして、鉛筆に含まれるカーボンに熱を加え温度を上げ、カーボンシートの
 カーボンがセルに転写される…だったはず(ウロ)
 そのため、鉛筆に含まれるカーボン濃度が高く、安定した均一な線を引くことが出来る、Bと
 2Bが推薦されていました。
 それ以上だと、逆に濃すぎ、また擦ってしまった跡も、マシンで反応してでてしまうらしいです。
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by alfate | 2005-06-21 00:12 | 道具について

鉛筆のお話 その1

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画像モデルは三菱鉛筆の9800

アニメーターは主に鉛筆を使います。

動画マンはBもしくは、2Bの使用を主に義務付けられていますので、基本的にダース単位で買い込みます。安売りのときに大量にストックを購入したり、文房具を少し安めに売ってるお店なんかを行きつけにしたりしますね。

また、わたしの周辺では三菱の9800より、トンボの8900をスタジオ近くの店に注文する人が多いです。三菱よりトンボのほうが少し芯は硬めなので、より均一な線が引きやすいのが人気の秘密でしょうか。
基本的に、鉛筆のメーカーは指定されていません。
100均で買ったものでもあまり問題ないようですが、安い鉛筆だと粒子が粗く、線を引いたときに『ザリザリ』とした感触があって、粉砕しながら描くことになり、紙を傷めたり、綺麗に線を引けなかったりするので、安すぎるのも問題のようです。

また、鉛筆のお尻の部分がコーティングされていないものを使う理由もありますので(それはまた後日に)、やはりここは三菱に9800がリーズナブルでお得です。


常に削って先を整え、作業する以上、あまり高い鉛筆だともったいないです。


原画マンには鉛筆の指定は特に無いようです。
ロボットを描く人は2Hを使う人が多い、とは聞いたことがあります。(某漫画にもありましたね)
シャープペンシルは、主にラフを書いたりする際には使っても、原画を描くときはHなどの少し硬い目の鉛筆を使う人をよく見かけます。

シャープペンシルではニュアンスを表現しにくいので、結果、鉛筆になるみたいです。
鉛筆を使い慣れるとわかってくるのですが、シャープペンは便利だけれど、微妙なニュアンスが表現しにくいので、落書きなども鉛筆で描くようになるんじゃないかな、と。
少なくともわたしはそうでした。
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by alfate | 2005-05-10 22:14 | 道具について