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by alfate

鉛筆削り器のお話

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モデルは三菱鉛筆電動シャープナー KE-40

今回久しぶりの道具についてのお話。
鉛筆削り器です。手回しだったり、携帯用でもなんでもなく。

電動鉛筆削り器であります。

アニメーターの命ともいえる線画にとって必須な均一な線は、この電動鉛筆削り器がなければなしえないものだったりします。
いえ、別に手回しでも携帯用でもかまわないのですが、時間との勝負を常に求められるため、電動が一番理想的なのです。

常に削って、先を整え、均一な線を保持する。

この三つは必須事項です。
実のところ、ここには鉛筆削り器以外に、本人の体力などの要素も含まれますが、それはまた別の話で(今回は道具についてですから)
鉛筆削り器+紙等に擦りながら先を整える、という人もいますね。
alfateはそれをすると時間が掛かるので、やらないのですが。



お勧めの機種、といいますか、購入の際のポイントをいくつか。
まず、文房具屋などで定番商品を置いているメーカーであること。
次に、ダストボックス(削りカスを溜めておく部分ですね)が広いものであること。
最後は長持ちしそうなもの。

まず定番商品を置いているメーカーであること、というのはかなり重要で、本屋兼文房具屋でアルバイトをしていた経験ですが、鉛筆削り器が安くなる時期というものが概ねありまして(店によるので、あてには出来ないのですが)、その時期に臨時などで仕入れる、聞いたことも無いようなメーカーの物だったり、その時期のみに仕入れる物だったりと、実のところ見極めが大切だったりします。
なぜなら、その鉛筆削り器に何らかのトラブルがあった際、サポートを受けられるという点と、定番商品を置いているメーカーのものは信用に足る、という永く愛用する品においては割りと重要視される部分が強いです。
信用に足る、が一番大きいかな?

次にダストボックスが広いものであること、というのは単に削りカスを捨てる回数を減らすこと以外の何者でもありません。
狭いものは始終ダストボックスが満杯になる恐怖(?)と戦うため、うっかり放置すると削りカスが鉛筆を削るための刃にまで詰まり、結果、削り具合が悪くなるという悪循環を引き起こしかねません。
削りカスが溜まれば、掃除する際に余計に掃除をしないといけないという事態も引き起こします。
普通ならダストボックスを引き出して、そのままゴミ箱へINですみますが、ダストボックスに入りきらないほど溜めてしまうと溢れんばかりの削りカスが周りを汚し、仕事をする際に紙を汚してしまうという悪夢が発生するために、掃除をする、なんてことになります。
同じスタジオの先輩はその状態を「ハイジのベッド」と評していました。
縦長の鉛筆削り器の方がダストボックスは広いようです。

最後に長持ちしそうなもの。
安いからといって、適当なものを買うと、モーターがすぐにヘタってしまったり、刃がすぐに磨耗してしまったりとすぐに買いなおすようなことが無いようにしたいものです。
安かろう、悪かろう、なんて言葉もありますしね。

これを踏まえて、alfateお勧めの定番メーカーさんは三菱鉛筆製とパナソニック(松下電器)製の、縦長のものでしょうか。スタジオにおかれているものの多くはこの二つのメーカーですね。
横長のものもよく削れますし、長持ちもしますがダストボックスが狭いように思えます。
事務用品の定番メーカー、コクヨ製は実は横長タイプなので場所を取りますし、ダストボックスが狭いのが残念です。
高い買い物になりますし、長く付き合う鉛筆削り器ですので、いい物を買うことをお勧めします。

ちなみに。
新入生、新学期おめでとうセールをしているところでは、定価の2割ほど安くなっている時がありますのでそこが狙い目かもしれません。

最後に追記するならば。
たまには分解して、歯ブラシなどで掃除するといいですよ。
よく見ると、回転する刃の部分に鉛筆のカス等が詰まっていて鉛筆の削り具合が悪くなっているときがありますから。
分解できないまでも、ちょっとひっくり返して(?)コンコン、とお尻を叩くとばらばらと零れ落ちてきますので、それでも多少の違いはあります。
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by alfate | 2006-09-07 01:54 | 道具について